人気ブログランキング | 話題のタグを見る


TITANの植物を中心としたblog。             インスタはtitans_garden (*^-^)b


by Titan-Garden

S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

検索

カテゴリ

全体
Iris
Fern
Hoya
Rosa
Olive
Clivia
Asarum
Araceae
Begonia
Paeonia
Camellia
Clematis
Hibiscus
Plumeria
Narcissus
Helleborus
Orchidaceae
Hippeastrum
Bromeliaceae
Gesneriaceae
Agave & Yucca
Fruit & Vegetable
Green & Carnivorou
Cactus & Succulent
Nelumbo & Nymphaea
Ipomoea nil 朝顔
Primula sieboldii 桜草
Rohdea japonica 万年青
山野草 & 宿根草&球根
花木 & 熱帯花木&熱帯宿根草
我家の Plants List
作業 & 観察&グッズ&本
Garden & Park 園芸店
神社・寺 & パワースポット
Travel & Wander
Photo ・ Art & Crafts
et Cetera
未分類

最新の記事

Tulipa regelii
at 2022-03-27 01:42
Cattleya velut..
at 2020-08-02 08:02
Stanhopea tigr..
at 2020-07-10 07:10
Hardy Water Lily
at 2020-07-03 07:04
Hardy Water Lily
at 2020-07-03 07:03
Intersubgeneri..
at 2019-07-23 00:06

以前の記事

2022年 03月
2020年 08月
2020年 07月
2019年 07月
2018年 07月
2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
more...

フォロー中のブログ

ガーデンをつくろう!
一茎草花
POPO and GARDEN
[ ACID NATUR...
DORAYAKIS’ G...

お気に入り Link

ライフログ

その他のジャンル

ブログジャンル

花・ガーデニング
旅行・お出かけ

ファン

Peony & Tree Peony

Paeoniaceae パエオニアセアエ ボタン科
牡丹と芍薬

£ポンド安のイギリスと $ドル安のアメリカと  口ユーロ安のデンマークからseedsを購入して輸入してみました!
(^o^)/

Peony & Tree Peony_b0099813_026235.jpg

Peony & Tree Peony_b0099813_026217.jpg


Paeonia brownii』 パエオニア ブラウニー

原産地は西部北アメリカ
カリフォルニア州、ネバダ州、ワシントン州、アイダホ州、ユタ州、ワイオミング州、オレゴン州。
標高800~1900m付近に自生

アメリカ大陸唯一のPaeonia パエオニア属です!
(Paeonia californica パエオニア カリフォルニカと2種とされる事も有りますが、現在は Paeonia brownii subsp. californica と ブラウニーの亜種として扱われて居る様です。)

変った 海老茶色(赤茶色)の花が咲くシャクヤクなので種小名の意味は 茶色のbrown ブラウンからかと思いきや
このシャクヤクを1826年に David Douglas デヴィド ダグラスが発見し
1829年にWilliam Jackson Hooker ウイリアム ジャクソン フッカーが発表した際
アメリカの植物学者 Robert Brown(1773~1858) ロバート ブラウンの功績を記念して名付けた様です!(笑)




Peony & Tree Peony_b0099813_026213.jpg


未熟種子なのか!? 種子の種皮の色はベージュ色で表面上は艶が無くヒョウタンの種子の様な吸湿し易そうなフエルト状な感じで少し軟らかいです

乾燥して扁平でしたが、吸水させた後の種子は
インゲン豆かジェリービーンの様な形に!(笑)

アジアやヨーロッパ(ユーラシア大陸)に自生するパエオニア属の種子の殆どは
黒くて丸く表面には艶が有る特徴とはかなり趣が異なります!




Peony & Tree Peony_b0099813_026246.jpg

Peony & Tree Peony_b0099813_026224.jpg


Paeonia mlokosewitschii』 パエオニア ムロコセヴィチー

原産地はコーカサス地方
アゼルバイジャン、グルジア、ダゲスタンに自生

明るいレモンイエローの大輪のシャクヤクで
黄色に芍薬の作出に関わった原種

1897年に Aleksandr Lomakinアレクサンダー ロマキンによって発見され
またまたWilliam Jackson Hooker ウイリアム ジャクソン フッカーが発表した際
ポーランドの植物学者 Ludwik Mlokosiewicz(1831~1909) ルドヴィク ムオコシェヴィッチの名を記念して名付けられましたが

本来ならば種小名を mlokosiewiczii としなければ成らない所を mlokosewitschii と発表…

ポーランド人以外には発音が難しい名前な為に綴りを間違えて発表してしまった模様…。(笑)


Peony & Tree Peony_b0099813_027358.jpg


黒くて丸い硬質種子で
小粒ダイズ位の大きさです!




Peony & Tree Peony_b0099813_0281449.jpg


Paeonia delavayi』 パエオニア デラヴァイ

原産地は中華人民共和国
四川省、雲南省、チベット自治区標高2800~3500メートル付近に自生

1886年フランスの植物学者 Adrien Rene Franchet エイドリアン ルネ フランシェが発見
キリスト教の宣教師でありプラントハンターの
Pierre Jean Marie Delavay(1834~1895) ピエール ジャン マリー デラヴァイの名を付けて発表




Peony & Tree Peony_b0099813_0282990.jpg


ちょっと小振りな椿のタネ位の大きさで
黒くて硬い硬質種子です!




Peony & Tree Peony_b0099813_0285652.jpg

Peony & Tree Peony_b0099813_029853.jpg


Paeonia ludlowii』 パエオニア ルドロウィー
(Paeonia lutea var. ludlowii)

原産地は中華人民共和国
チベット自治区標高3500~4000メートル付近に自生

ルドロウィは1951年 Sternによって1953年にチベット自治区で発見され Taylor スターンテイラーによって提案され
1887年 Pierre Delavay (1834~1895年) ピエール デラヴァイが発見した Paeonia lutea ルテアよりも樹高は高く最大約3.5メートル(ルテアは2~2.5メートル)や花径も倍位と大きく花色も花弁や葯に赤味が射さないクリアーイエローでルテアの変種扱いとされて居ましたが

染色体数2n=10と
4倍体と言う訳でも無くルテアやデラバイとも同じ数なので
最近では その形質の違いから独立種として分類されて居る様です!




Peony & Tree Peony_b0099813_0292551.jpg


ルドロウィーの種子が一番大きくて
黒い硬質種子はまるで大きな椿のタネ位有ります!(笑)




Paeonia パエオニア属の種子は湿潤条件下での低温処理で休眠打破されるので
※ 休眠打破には 4度以下の低温下で30日以上に置き
その後10度前後で発芽
発芽後は 20度以上の地温で発根して上胚軸は休眠する様です!

現在 Cold Treatment 低温処理(Stratification 湿潤低温処理)を実施中~

1ヶ月間チルド室で休眠打破して
その後温度が少し高い野菜室で芽出しの予定!(笑)
(*^-^)b



# by Titan-Garden | 2009-03-15 03:15 | Paeonia

卜伴錦

椿 ツバキ つばき Camellia カメリア

卜伴錦_b0099813_0195624.jpg


『Camellia japonica 'Bokuhannishiki'』 カメリア ジャポニカ 卜伴錦

藪椿 卜伴錦 ボクハンニシキ




卜伴錦_b0099813_019569.jpg


桃赤色小輪唐子咲き(アネモネ咲き)




卜伴錦_b0099813_0195620.jpg卜伴錦_b0099813_0195681.jpg



# by Titan-Garden | 2009-03-14 03:14 | Camellia

今期入手! ⑳

日本春蘭 シュンラン
始まって半年も経たない内に
この東洋蘭の病気シリーズはとうとう⑳まで来ちゃいました····(汗)
(^o^;)

今期入手! ⑳_b0099813_0135179.jpg


『Cymbidium goeringii `Mebina'』 キュンビディウム ゲーリンギー 'メビナ'(シンビディウム ゴエリンギー) `女雛'

日本春蘭 女雛

全国日本春蘭連合会 登録品種

登録年: 昭和61年 登録者: 谷嶋孝司

採取年: 昭和45年 採取地: 千葉県夷隅郡興津町


紅赤色 小輪梅弁抱え咲き

葉は細葉の垂葉 新葉の出芽時は黄緑色で 時に成長しても葉面に曙虎斑を残す。


女雛の登録上の産地は
千葉県夷隅郡興津町に成って居ますが

実際は
茨城県の山採り人から山採り無選別品から入手した物の中から出た

数々の赤花の名品を産する茨城県産(筑波山山麓系か!?)の様です!(笑)

多くの赤花春蘭は
通常キャップ遮光等をしないと
花弁に葉緑素が乗り濁った花色に成るので花芽の遮光は必須ですが

女雛は花弁に葉緑素が殆ど乗らないので遮光無しでも濃紅色に咲いてくれる数少ない品種です!

寒蘭で言う所の 
芽出しが白黄色で後暗みハケが残り花弁には殆ど葉緑素が乗らない
土佐寒蘭の西谷物の桃花と同じ様な性質ですね~




今期入手! ⑳_b0099813_0135168.jpg


その可愛い花型と誰でも割りと発色させられる性質から
未だ人気が衰える事を知らない赤花品種ですが

花芽こそ着いて無いものの、葉数もしっかり着いた5條良苗が
先日の春蘭展の即売コーナーで

な·な·なんと 2500円と超格安で入手出来ました!
\(≧▽≦)丿ラッキー

昔は 一芽100万円位したらしいですよ~(笑)

と 言い訳してみた···· σ(^◇^;)



# by Titan-Garden | 2009-03-13 03:13 | Orchidaceae

桜色

Christmas Rose クリスマス ローズ

桜色_b0099813_1335937.jpg


『Helleborus niger forma sunset (WM9113)』 ヘレボルス ニゲル `サンセット'




桜色_b0099813_1335981.jpg


自生地はイタリア、オーストリアとの国境近く
スロベニアのTrglav トリグラフ国立公園内標高約2200メートル付近に自生

イギリスの Will McLewin (Phedar Nursery)ウィル·マクルーウイン氏によって発見!




桜色_b0099813_1335933.jpg


『Helleborus niger var. variegatus (砂子斑)』 ヘレボルス ニゲル ヴァリエガトゥス(砂子斑)




桜色_b0099813_1335929.jpg


上記のサンセットは蕾の時からピンクですが
この斑入りニゲルは咲き始めは真白で次第に綺麗なピンクへと変化します!

            咲き始めはこんな感じ~(笑) ↓


桜色_b0099813_1335963.jpg




# by Titan-Garden | 2009-03-12 03:12 | Helleborus

Tall Bearded Iris

German Iris ジャーマン アイリス

Tall Bearded Iris_b0099813_0215449.jpg


『Iris 'Nordica'』 イリス `ノルディカ'

1992年 Marilyn Maryott (Maryott's Gardens)作出


「Iris × germanica」 イリス ジャーマニカは
日本では学名のI. germanica ジャーマニカの名からジャーマンアイリスと呼ばれて居ますが
欧米では一般的に Bearded Iris ビアーデッド イリス
直訳すると髭綾目 ヒゲアヤメと呼ばれ
外花被片(下花弁)の中央上部に髭状突起が着いてる事から名付いて居ます。

「I. × germanica」 イリスジャーマニカその物は
学名をつけたCarl von Linne氏がドイツから送られて来た原産地不明の古い栽培種をドイツ原産と勘違いして命名された起源不明の雑種で

Iridaceae アヤメ科
genus. Iris アヤメ属 section. Iris イリス節 subsection. Eupogon エウポゴン亜節

Eupogon エウポゴン亜節 = (Pogon Iris) ポゴン類
ヨーロッパ~西アジアにかけて約40種の原種が自生すると言われ

このポゴン グループの種には相互に交配·交雑が容易な種が多く
オーストリアのチロル地方原産でこのグループの代表種の「I. pallida」 イリス パリダ とオーストリアやハンガリー西部原産の「I. variegata」イリス ヴァリエガタ
地中海沿岸諸国に原産する白花のニオイイリスの「I. florentina」 イリス フロレンティナ
トルコ原産の「I. trojana」 イリス トロヤナ や「I. mesopotamica」 イリス メソポタニカ、イエメン原産の「I. albicans」 イリス アルビカンス
西アジアの四倍体の栽培種等の10種程の種が複雑に交雑されで出来た品種群だとされます。

香水などの原料に使われる香料としてのアイリスには
「I. pallida」 イリス パリダ や「I. florentina」 イリス フロレンティナが栽培され

アイリスの花には芳香が有りますが
香料としては花の部分からの抽出では無く
根茎部分(芋)を乾燥した「イリス根」を蒸留して香料を採ります!

Bearded Iris ビアーデッド イリス類は草丈により
ミニチュア ドワーフ ビアデッド MDB(~20センチ)
スタンタード ドワーフ ビアデッド SDB(20~40センチ)
インターミディエイト ビアデッド IB(40~70センチ)
ミニチュア トール ビアデッド MTB(40~65センチ)
ボーダー ビアデッド BB(40~70センチ)
トール ビアデッド TB(70センチ~)
以上6っのクラスに分けられて居ますが

その中で
日本で一般にジャーマンアイリスと呼ばれる物は
草丈70センチ以上の物を特に「Tall Bearded Iris」 トール ビアーデッド イリスと呼びます。

花色も単色花と複色花に大別し
『Self 単色花』には
「白色」「黄色」「オレンジ色」「ピンク色」「青·紫色」「赤茶色」「黒色」等が

『複色花』には
「Amoena アモエナ」 上弁は白色、下弁は別色。
「Plicata プリカータ」 下弁の縁に濃色や別色の点や筋の縁取り。
「Variegata ヴァリエガータ」上弁は黄色に限られ、下弁は赤茶~紫色等。
「Blend ブレンド」 複数の色が複雑に混ざった色。
「Bicolor バイカラー」上弁は薄色で下弁は異なる色の濃色。

「Bitone バイトーン」 上弁が下弁共に同系統単色で下弁が濃色。
「Neglecta ネグレクタ」 バイトーンの中でも特に青花で上弁が淡青色に下弁が濃青色。
「Broken Color、Streaks 絞り」 霜降り状の絞り模様。
「Luminata ルミナータ」 上弁にぼかしたグラデーションが入る配色。
「Spray、Splash、Speckles、Sanded、Peppered 吹掛け絞」 下弁に霧を吹き付けた様な柄。
「Stripes、Veins、Whiskers 縞柄」 下弁の中心から外へ放射状の縞模様。
「Zonals ゾーンナル」 下弁の中央部ヒゲの周辺が白く抜ける配色。

等に分けられますが
更に複雑に混ざり合った花も有ります。




Tall Bearded Iris_b0099813_0215455.jpg


カリフォルニアのマリオッツガーデン作出の`ノルディカ'は

アヤメ属の分類の基礎を作った William Dykes (1877~1925)ウイリアム ダイクスを記念して作られた最高賞のDM(ダイクスメダル)こそ受賞して無いものの

1995HM賞を 1998年にはDMに続くAM賞を授賞した品種です。

※ Dykes Medal (DM:最優秀賞)
花菖蒲やルイジアナ、アリルなどをも含む全ての根茎アイリスの中で 毎年最高得点を獲得した1品種のみ(イギリスとアメリカのアイリス協会でそれぞれ1品種ずつ)に与えられる宿根アイリス界の最高賞。
(最高得点を得た場合でも全得票数の15%未満な場合はその年の確当品種は無しなので、DMが選ばれて無い年も有ります。)

Award of Merit (AM:特長賞)
各Classification毎にHM賞受賞後2年以上経過していることが条件で
トールビアデッドの場合は資格を得てから4年間は受賞用紙に名前が載り、この間に一定以上の得票数を得た品種に与えられる賞です。

Honorable Mention (HM:注目賞)
各Classification毎にアイリス協会に新規品種登録され市場に出回ってから2年以上経っていることが条件の賞で
トールビアデッドの場合は資格を得てから3年間は投票用紙に名前が載り
この間に一定以上の得票数を得た品種に与えられます。


純白にオレンジの髭(赤髭)花で
※ Tangerine Beard = タンジェリンベアード

この配色の花は
昔 橙色ヒゲのピンク花と白花との交配の3代目に出現し発展した様です!




Tall Bearded Iris_b0099813_0215497.jpg


湿地が好きなアヤメ属が多い中で
ジャーマンアイリスは極端に水嫌いな種なので
植付けには日当りの良いアルカリ土壌の乾燥地が適して要て

決して普通の植物の様に根茎(芋)を土に埋める事無く背を地表に露出する様に気を付け(土の上に置くだけでも良い様です)

我家では乾燥し易い南向きの花壇に植えました!
(^o^)/



# by Titan-Garden | 2009-03-11 03:11 | Iris